「伝わる英語」習得術 理系の巨匠に学ぶ (朝日新書)原賀 真紀子
成毛真さんがブログで紹介していたので読んでみた。
インタビューに答えている人たちがみんなぶっちゃけトークをしているから面白いです。
必要に迫られて試行錯誤しながら英語と向き合ってきた人たちの言葉は伝わってくるものがあります。インタビューしている芳賀さんという方も理系の大学で教えた経験もあるからかいい質問をしている。
僕がこの本を読んで一番思ったのは、人間は好きか必要なこと以外は覚えないということで、英語とかの語学の場合は、必要に迫られないと身につかないだろうということでした。今は英語の勉強より中国語の勉強に力を入れているけど、これは中国語自体が好きなんじゃなくて、中国語を通して中国の人とコミュニケーションするのが楽しいから、その楽しいことのためには中国語が必要だから必要に迫られて勉強ができているんだと自覚しています。
自分の勉強のヒントになりそうな部分をメモ
・自分の自己紹介を完璧な文法の英語で話せるように、いくつか自己紹介文を用意しておくといい。
・いい英文に出会ったら、真似する。これによりいい英文が書けるようになっていく。
・英語が上手な人をねたまない。妬みは学ぶ力にマイナス。l
・逆に英語が上手な人でお手本となる人を持つと良い
・英語で話すときは具体的に話すといい
・いきなり難しいことからやらない、まずは簡単なことから
・いきなり難しい英語の本を読むのでなく、初心者向けの薄い本(本屋に行くと単語数ごとに分けて英語学習者向けの小説が売ってある)
・英文は簡素に短く書く
・英語音声を聞いて書き取る訓練をする、辞書など総動員してやる
・シャドウイングも役に立つ
・単語は必ず文章の中で覚える
・ただコツコツやればいいとは限らない
・英語を話す訓練は、ネイティブと話すのがいいが、1人でもできる、たとえば時間を決めてとにかく3分間英語だけで話す練習をやる。
・読み、書き、話す、聞くどれも大切だが一番基礎になるのは読むこと。翻訳者の力を試すのにはその人にとって違う分野の翻訳をさせると通訳としての力がわかる。
だらだらと書いてしまったけど英語関連の本の中では良い本だと思いました。